第II部 国土交通行政の動向 

(2)自動車運転代行業の適正化

 自動車運転代行業については、交通事故の割合が高い、暴力団関係者が関与しやすい、違法なタクシー類似行為が行われやすい、不明瞭な料金や保険契約の未加入等の問題があり、利用者保護に欠けると指摘されていた。
 これらの問題に対処するため、自動車運転代行業の認定制度や自動車運転代行業者の遵守事項等を主な内容とする「自動車運転代行業の業務の適正化に関する法律」が、平成14年6月から施行されている。16年6月には改正「道路交通法」が施行され、交通の安全と利用者の保護を図るため、運転者に対して第2種免許が義務付けられた。なお、17年3月末現在、認定件数は5,706件となっている。

 

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