第II部 国土交通行政の動向 

(3)貨物自動車運送事業の動向

 貨物自動車運送事業(トラック事業)の輸送トンキロは、近年増加傾向にある。しかし、平成2年の規制緩和後、事業者数が約5割増加するなど競争が激化するとともに、運賃が低下傾向にある。安全の確保や環境規制への対応等が求められる中で、原油価格の高騰により、事業者を取り巻く経営環境は非常に厳しい。このため、原油価格の高騰問題に関し、国土交通省では関係経済団体への働きかけ、取引対価に関する下請事業者への配慮の要請、省エネ体質強化のための低公害車や省エネ機器購入のための支援等を行っている。

 
図表II-5-4-4 トラック輸送の動向

平成16年度のトラック輸送は、営業用貨物自動車が2822億トンキロ、自家用貨物自動車が455億トンキロであった。貨物自動車運送事業の平成15年度の営業収入は、12兆2075億円で、平成13年度以降、増加している。
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