第II部 国土交通行政の動向 

(6)国民・民間事業者による取組みの促進

 地球温暖化対策を実行していくためには、国民各界各層の理解と行動が不可欠である。このため、国土交通省では、エコドライブの普及・促進と、運輸事業における環境に配慮した経営(グリーン経営)の推進に取り組んでいる。
 運輸関係企業に多い中小規模の事業者においても自主的な環境保全のための取組みが推進できるよう、国土交通省では、自動車(トラック、バス、タクシー)、海事(旅客船、内航海運)、倉庫及び港湾運送の事業ごとにグリーン経営推進マニュアルを作成し、事業者によるグリーン経営を推進している。また、一定レベル以上の取組みを行っている事業者(従来のトラック・バス・タクシー事業者に加え、平成17年7月から海事・港湾運送・倉庫業者)を対象にグリーン経営認証制度を実施しており、認証を受けた事業者の名称を国土交通省のホームページに掲載し、環境への取組みに積極的な企業の情報として提供している。
 さらに、環境負荷の少ない輸送手段である鉄道貨物輸送を活用し、地球環境問題に積極的に取り組んでいる企業や商品を認定する「エコレールマーク」制度を平成17年度に創設した。

 

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