第II部 国土交通行政の動向 

6 建設施工における環境対策

 建設施工が大気環境に与える負荷の低減等を目的に、排出ガス基準値を満足した建設機械を排出ガス対策型建設機械として指定し、国土交通省直轄工事では原則使用とするほか、取得時の融資制度を措置した。また、公道を走行しない建設機械等の特殊自動車に対する排出ガス規制を目的とした「特定特殊自動車排出ガスの規制等に関する法律」が平成17年5月に成立した。同様に、建設工事に伴う騒音・振動の発生低減等を目的に、低騒音型・低振動型建設機械を指定し、その普及促進に努めている。
 また、京都議定書目標達成計画に基づき、低燃費型建設機械の使用を奨励し、公共工事において積極的に活用することにより低燃費型建設機械の普及を促進する等、建設施工分野における省CO2化を推進することで5年後には20万トン-CO2削減を目標としている。

 

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