コラム 水ビジネスの国際展開(下水道グローバルセンター(GCUS)とA-JUMPプロジェクト)
国土交通省では、産学官が連携して、わが国の優れた下水道技術の海外展開と世界の水と衛生問題の解決に向けた取組みを推進するために、関係機関と連携して平成21年4月に下水道グローバルセンター(GCUS:Japan Global Center of Urban Sanitation 事務局:(社)日本下水道協会)を設立しました。
GCUSでは、中国・インド・ベトナム・サウジアラビアを重点国として、国別活動グループを設置し、現地調査や海外政府関係機関とのセミナーの開催など、我が国の下水道技術の海外展開に向けた取組みを推進しています。また、我が国の下水道技術の海外展開に向けた戦略分析や国際標準化などの横断的な課題に対しては、課題別活動グループを設置し、検討を進めております。
また、経済産業省と連携し、産学官共同で「日本版次世代MBR技術展開プロジェクト(A-JUMP)」を実施し、国内の下水道事業への膜処理技術の普及だけでなく、海外におけるわが国民間企業の「水ビジネス」展開を進めています。