第1節 交通ネットワークの整備 

コラム 東北新幹線(八戸〜新青森間)開業及び九州新幹線鹿児島ルート(博多〜新八代間)開業について

 新幹線は、我が国の交通体系において基幹的な高速輸送体系を形成するものであり、地域間の移動時間を大幅に短縮させて関係する地域社会の振興や経済活性化に大きな効果をもたらすほか、安全かつ環境にもやさしいという優れた特性を持っています。
 「整備新幹線」とは、全国新幹線鉄道整備法に基づく整備計画(昭和48年決定)に定められている5路線のことを言います。整備新幹線は、この整備計画に基づき着実に整備が進められており、これまで北陸新幹線(高崎−長野間)、東北新幹線(盛岡−八戸間)及び九州新幹線鹿児島ルート(新八代−鹿児島中央間)が開業していますが、平成22年度には、新たに東北新幹線(八戸−新青森間)及び九州新幹線鹿児島ルート(博多−新八代間)が開業し、新幹線による高速鉄道ネットワークが本州北端から九州南端まで拡大しました。
 東北新幹線については、従来、東京−青森間の所要時間は最短で3時間59分となっていましたが、今回の全線開業により、東京−新青森間の所要時間は最短で3時間20分となり、約40分もの大幅な時間短縮を実現しています。さらに、23年3月5日の新型高速車両E5系「はやぶさ」の登場により、東京−新青森間の所要時間は3時間10分となり、更なる時間短縮が実現しました。
 

 一方、九州新幹線鹿児島ルートについては、従来、博多〜鹿児島中央間の所要時間は最短で2時間12分となっていましたが、今回の全線開業により、所要時間は最短で約1時間19分となり、50分以上の時間短縮を実現しています。さらに、博多経由で山陽新幹線との直通運転も行われるようになり、新大阪−熊本間の所要時間は、最短でこれまでの3時間57分から2時間59分に短縮され、3時間を切ることとなりました。また、新大阪−鹿児島中央間の所要時間は、最短でこれまでの5時間2分から3時間45分に短縮されました。
 

 これらの整備新幹線の開業により、沿線地域の人々の生活行動圏の拡大、企業活動やビジネスチャンスの拡大、観光による交流人口の増大等、地域振興や経済活性化に大きな効果がもたらされるものと期待されます。


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