第2節　「持続可能で活力ある国土・地域づくり」の推進

　我が国は、人口減少、少子高齢化、財政制約、国際競争の激化に加え、地球環境問題や東日本大震災を契機としたエネルギー制約等、これまでにない困難に直面している。これらの課題を克服し、我が国の明るい将来を築くため、第I部第2章で記述したように、「4つの実現すべき価値、8つの新たな政策展開の方向性」からなる「持続可能で活力ある国土・地域づくり」の基本方針を平成23年11月に取りまとめた。その具体的な内容は、同年12月に閣議決定された「日本再生の基本戦略」に盛り込まれるとともに、24年度予算及び税制改正大綱等に反映された。
　今後、国土交通省が持つ総合力を発揮し、関係府省等とも積極的な連携を図りつつ、「持続可能で活力ある国土・地域づくり」に向けた具体的な施策を展開していく。
　また、「国土交通省成長戦略」及び政府の「新成長戦略」に基づき、我が国の成長に向けた具体的な施策の実行を引き続き推進する。