第2節 観光立国の実現に向けた取組み 

2 観光産業の国際競争力の強化及び観光の振興に寄与する人材の育成

(1)宿泊産業の活性化
 それぞれの地域が特色ある地域資源を活用して観光振興に向けた取組みを進めていこうとしている中、地域の滞在拠点となるホテル・旅館が地域と一体となって再生していくことも重要であることから、各地域における旅館街としての取組み、旅館街を形成するホテル・旅館の実態把握、地域間での分析等を行い、旅館街の再生に向けた検討を行った。

(2)観光の振興に寄与する人材の育成
1)観光関係人材育成のための産学官連携方策の推進
 観光産業を担う経営マネジメント人材育成を目的として、「観光ホスピタリティマネジメント人材育成推進ワーキンググループ」を開催し、産学官連携を通じた人材育成施策を推進している。あわせて、観光産業への社会的関心・就業意欲の向上及び社会人としての基礎的能力向上を図り、観光産業において優秀な人材を確保するための「インターンシップモデル事業」を実施している。

2)観光地域づくり人材を育成する取組みの支援
 地域の自主的・自立的な観光地域づくり人材育成の取組みを促進するため、地域の人材育成の指針となる「観光地域づくり人材育成ガイドライン」の策定を行うとともに、地域の中核となる人材を育成する研修を実施した。

3)観光立国教育の推進
 子ども達の「旅をする心」を育み、「将来の地域づくりの担い手」を育成するため、「観光立国教育」の推進を図っている。

 

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