第1節 我が国経済とこれを取り巻く環境

第I部 我が国の経済成長を支える国土交通行政の展開 〜生産性革命をもたらす戦略的なインフラマネジメント〜

第1章 我が国の経済と国土交通行政の関わり

 第1章「我が国の経済と国土交通行政の関わり」においては、第2章以下の議論の前提として、我が国経済を取り巻く厳しい状況を認識し、インフラ整備が経済成長にもたらす効果の重要性について歴史面・統計データ面により考察する。
 まず、第1節「我が国経済とこれを取り巻く環境」において、人口減少、特に生産年齢人口の減少が進み、高齢化率が2050年に約4割弱と世界で類を見ない超高齢社会を迎えると推測されること、長期債務残高が急速に増加し財政状況が厳しい状況にあること等について概観する。
 次に第2節「経済動向とインフラ整備」において、経済成長と過去(江戸時代と戦後の経済成長期)のインフラ整備の歴史から、インフラはその時々の人々の生活や経済を支えてきたことを概観する。また、公共投資水準の国際比較に当たっては我が国の脆弱な国土と厳しい自然条件に留意する必要があることを述べるとともに、インフラストックの蓄積の効果を概観し、インフラと生産性、さらには経済成長に及ぼす影響について考察する。


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