追部 平成28年(2016年)熊本地震への対応

追部 平成28年(2016年)熊本地震への対応

 2016年4月14日夜以降、熊本県及び大分県を中心に発生した一連の地震(気象庁は一連の地震活動を「平成28年(2016年)熊本地震」と命名。以下、単に「熊本地震」という。)では、14日夜のマグニチュード6.5の地震のあと、更に規模の大きなマグニチュード7.3の地震が16日未明に発生し、震度7の揺れを2回観測注1した。内陸の地震においてマグニチュード6.5以上の地震の後、同じ地域でより大きな地震が発生した事例は気象庁の観測史上初めてである。さらに、非常に多くの地震が続いているだけでなく、地震活動範囲が熊本県から大分県にかけての広域に及んでおり、広い範囲に甚大な被害をもたらした。
 ここでは、2016年5月中旬時点の国土交通省の対応状況を、可能な範囲で「追部」として報告する。


注1 震度を計測震度計で計測するようになった1996年以降、震度7が同じ地域で2度計測されたのは初めてである。


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