■4 主要インフラの復旧状況
熊本地震により、道路の通行止めや回送中の九州新幹線の脱線が発生するなど、主要インフラ注10に甚大な被害をもたらし、交通網の寸断が発生した。
余震が続いており予断を持つことは出来ないが、関係者による迅速な対応も奏功し主要インフラの復旧は急速に進んでいる。例えば、九州新幹線では、関係者の尽力もあり地震発生から13日後の4月27日には全線復旧を果たし、被災地復興に向けた大きな一歩となった。
復旧状況を示すために、2度目の震度7の地震から2日が経過した2016年4月18日の主要インフラの状況と、地震発生から約一ヶ月が経過した同年5月16日時点の主要インフラの状況の比較を図表11に示す。