コラム 首都圏におけるICカード乗車券の相互利用の促進について
平成19年3月18日から、PASMO協議会加盟事業者は、新しい交通ICカード「PASMO」のサービスを開始するとともに、JR東日本などで既に発行されていた「Suica」との相互利用を開始しました。当日からサービスを開始する交通事業者は、鉄道23事業者、バス31事業者(74営業所、約4,500両)であり、今後、更に導入事業者数、路線数を拡大することとしており、将来的には首都圏の101事業者での利用が可能となる予定です。
「PASMO」「Suica」の相互利用化の実現により、利用者は従来の磁気カードである「パスネット」、「バス共通カード」とICカード乗車券である「Suica」とを使い分ける必要がなくなり、首都圏のほとんどの鉄道・バスが1枚のカードで利用できることとなることから、利用者の利便性は飛躍的に向上しました。
「PASMO」においては、バス利用額に応じてバス運賃の支払いに利用できる「バス利用特典サービス」の提供やクレジット決済と連携した「オートチャージサービス」、また、鉄道事業者の系列グループカードとの連携など様々なサービスを提供しており、また、「Suica」においても新たに「こどもMy Suica」等を発売するなど、従来のサービスをより拡充し、サービスの向上に努めているところであり、今後とも各社の創意工夫により利用者利便の向上が図られることが、期待されているところです。