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国土交通白書 2021

第1節 ICTの利活用による国土交通分野のイノベーションの推進

■11 国土交通データプラットフォーム

 インフラ分野内において先行的にBIM/CIMやICT施工により作成される3次元データをはじめとしたi-Constructionの取組みにより得られるデータや、地盤情報、民間建築物等の国土に関する情報をサイバー空間上に再現するプラットフォームを構築し、さらに官民が保有する公共交通や物流・商流等の経済活動に関するデータや気象等の自然現象に関するデータを連携させる国土交通データプラットフォームを構築し、施策の高度化やイノベーション創出を目指している。

 i-Constructionの取り組み等を通じて蓄積したデジタルデータの利活用や、産学官連携によるデータ連携を進めるため、令和元年10月に設置した国土交通データ協議会を活用し、国土交通データプラットフォームの整備を進める。2年4月には、国や地方公共団体の保有する橋梁やトンネル、ダムや水門などの社会インフラの諸元やボーリング結果と連携し、同一地図上で表示・検索・ダウンロードを可能とした「国土交通データプラットフォームver1.0」を公表し、その後、連携データを随時拡充している。

 国土交通データプラットフォームの利活用を促進するため、国土交通省の工事成果品を対象に検索で使用するメタデータを自動で生成するプログラムの試作を進めている。また、2次元CAD図面から3次元モデルを作成する技術を開発し、国土交通データプラットフォームへの実装を図る。

【関連リンク】

国土交通データプラットフォーム URL:https://www.mlit-data.jp/platform/