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国土交通白書 2023

第7節 海洋政策(海洋立国)の推進

コラム さらに羽ばたく“海のドローン”

 社会のあらゆる分野でロボティクス技術等の活用の必要性が高まる中、海の分野でも、ASV(小型無人ボート)やいわゆる海のドローンとして活用が期待されるAUV(自律型無人潜水機)、ROV(遠隔操作型無人潜水機)等の「海の次世代モビリティ」の利用と改良が進展しつつあります。

 一方、我が国の沿岸・離島地域には、高齢化・過疎化による担い手不足や老朽化が進むインフラの管理、海域の自然環境劣化等、海域の利活用・保全に係る様々な課題が存在しています。

 国土交通省では、沿岸・離島地域の課題解決や、国内での新たな技術革新、地域や海洋産業の活性化、ブルーテッククラスター注の形成促進に資するよう、海の次世代モビリティの社会実装や国内での海洋産業の振興に向けた取組みを進めています。令和3年度より、海の次世代モビリティ技術と海域利用者のニーズをマッチングさせ、海の次世代モビリティの新たな利活用方策を検証するための実証実験を行っており、令和3年度は6件、4年度には7件の実証実験を実施しました。

さらに羽ばたく“海のドローン”

【関連リンク】

海における次世代モビリティに関する産学官協議会

URL:https://www.mlit.go.jp/sogoseisaku/ocean_policy/seamobi.html

  1. 注 海洋科学技術(ブルーテック)を核とした地域の産業集積。