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国土交通白書 2025

第1節 国土交通分野における施策の新展開の萌芽

コラム 置き配による再配達削減の取組(Yper (株))

 置き配は、不在時にも荷物を玄関先など指定された場所に置くことで再配達が削減できる取組である。一方で、荷物の盗難や悪戯等のリスクもあり、利用をためらう受取り側(消費者)もいる。

 このような中で、再配達の削減等への貢献を目指しているYper(株)は、置き配バッグ「OKIPPA」(オキッパ)の製造・販売を推進している。

 「OKIPPA」は、設置工事不要の吊り下げ式であり、簡易型宅配ボックスに分類される。折りたたんだ状態は手のひらサイズで、玄関のドアや玄関口の格子、手すり等に簡単に取付けが可能であり、宅配事業者は、配送時に荷物を「OKIPPA」に入れ、施錠することで配達が完了する。また、最大容量57Lであり、大きな荷物でも、利用可能である。さらに、撥水加工のため、天候による荷物への影響も少ない仕様である。

 同社は、これまで全国各地の地方公共団体と共同で、再配達削減に向けた実証実験を実施しており、9割以上の再配達削減を実現した地域もある。今後も、共働き世帯やECのヘビーユーザー等、再配達となることが多い世帯へ「OKIPPA」の利用を促すことで、効果的に再配達削減につなげていくこととしている。

 このような簡易に設置できる置き配バッグの利用が受取り側(消費者)に受容されることで、宅配事業者の再配達の負担が減り、物流の効率化が実現することが期待される。

<「OKIPPA」利用の様子>
「OKIPPA」利用の様子
<配達員が「OKIPPA」へ荷物を入れる様子>
配達員が「OKIPPA」へ荷物を入れる様子

資料)Yper(株)