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国土交通白書 2025

第2節 望ましい将来への展望

コラム 需要者の負担増も含めた最適なラストマイル輸送

 各家庭での置き配に対応した設備の設置、自動配送ロボット、ドローンでの自宅敷地内への配達など様々な地域の状況に合わせ、ラストマイル輸送の最適化が今後進められると期待される。

 配達事業者側の取組としては、AIによる貨物状況に応じた最適な輸送体制の構築、コミュニケーションアプリを通じた配達日時指定サービスの高度化、警備員や受付等によって常時受取り対応が可能なオフィスエリアでの自動配送ロボットの導入、地方などで配達先が広範囲に点在する地域でのドローンを用いた配送といった、配達先の事情に合わせた最適化が行われることが期待される。

 需要者側に協力を求める取組としては、配達依頼時に余裕のある日程を指定する、コンビニ受取りや営業所受取り等、配達事業者の負荷軽減につながるアクションについて、ポイント等による還元策の実施が考えられる。一方で、宅配時の不在や置き配設備が満杯といった場合の再配達料金の徴収、置き配での受領では不安となる高額商品や輸送条件が厳しい生鮮食品・冷凍食品については営業所あるいはコンビニ受取りの利用等、負担増となる施策についても協力してもらい、ラストマイル輸送の維持に協力してもらうことが期待される。