5年12月より、学識経験者を交え、運輸分野におけるICカード(Integrated Circuit:集積回路は、データ処理能力、セキュリティ記憶容量等の面から今後の有望な情報媒体と考えられている。)の活用方策について検討を進めてきた結果、特に、鉄道・バス等の乗車券について、非接触(電波で情報をやりとりする)タイプのICカードを活用したシステム(汎用電子乗車券)の開発に強い期待が寄せられていることから、通商産業省、郵政省等の協力を得て、次世代の乗車券として、汎用電子乗車券の実用化をめざす研究開発を推進している。
なお、開発体制としては、有識者、事業者代表、利用者代表等からなる「汎用電子乗車券開発検討委員会」において基本コンセプトを策定するとともに、これを受けて、電機・機械メーカー等からなる「汎用電子乗車券技術研究組合」(鉱工業技術研究組合法に基づき認可)において具体的な技術開発を実施している。
(ア) 非接触自動改札システム
(イ) 共通乗車カードシステム
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