2 海洋汚染の現状


 海上保安庁及び気象庁は、我が国周辺海域、閉鎖性の高い海域等において、海水及び海底堆積物中の油分、PCB、重金属等の汚染調査、海洋における海上漂流物の定期的な実態調査を行っているほか、政府間海洋学委員会(IOC)の海洋汚染モニタリング計画に参画し、廃油ボールの漂流・漂着状況の調査を行っている。
 8年に我が国周辺海域において海上保安庁が確認した海洋汚染の発生件数は754件であり、7年より57件(約7%)減少した〔2−2−1図〕。
 我が国周辺海域等における海水及び海底堆積物中の油分、PCB、重金属等による汚染状況は全体的に低いレベルである。また、我が国周辺海域等における海水及び海底土中の放射能調査についても継続的に実施しているが、特に汚染の状況は認められていない。


前へ戻る 表紙へ戻る 目次へ戻る 次へ進む