3 東京国際空港の沖合展開事業の推進


 東京国際空港(羽田)では、全国46空港との間に1日約320便(平成10年夏季ダイヤ)のネットワークが形成され、国内線で年間約4,700万人が利用している。
 同空港の沖合展開事業は、将来とも首都圏における国内航空交通の中心としての機能を確保するとともに、航空機騒音問題の抜本的解消を図るため、東京都の造成した羽田沖廃棄物埋立地を活用し、事業を3期に分けて段階的供用を行うことにより沖合に展開するものである。
 現在は、第3期計画に係る事業を実施中であり、新C滑走路については、9年3月に供用開始し、引き続き、新B滑走路の11年度末供用開始をめざし、用地造成、滑走路、誘導路工事及び航空保安施設等の整備を実施している。
 また、沖合展開事業により生ずる跡地については、運輸省並びに東京都及び大田区が共同で調査し、利用計画を策定しているところである。その利用計画に関しては、学識経験者及び関係行政機関からなる「東京国際空港跡地利用計画調査委員会」を設けて、幅広い見地からの指導、助言を得ながら検討を行っている。〔2−9−1図


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