1 新幹線網との連携強化
ルート選定の制約等により、既存の市街地にある在来線の駅とは別に新駅が設置される場合には、両駅地域間の交通アクセスを充実させること等により、新幹線の開業効果が地域全体の活性化につながるような施策展開が望まれる。
新幹線と在来線が同一駅にある場合でも、構造上の制約等によりホーム間に距離があり、乗り継ぎに時間のかかることもあるため、今後、連絡通路の改善、バリアフリー化対策等をさらに進める必要がある。
さらに、軌間可変電車(フリーゲージトレイン)の技術開発の進捗状況も踏まえ、新幹線鉄道直通運転化事業について、乗り換え解消等による利用者利便の向上をはじめその整備効果等について検証するとともに事業化の可能性について調査を行っている。
2 航空網との連携強化
航空については、空港が都市の周辺部にあることが多いため、空港までの円滑・迅速なアクセス手段が極めて重要であるが、最近では、空港への鉄道乗り入れが実現してきている。運輸省は、11年度において空港アクセス鉄道への補助制度を創設し、中部国際空港アクセス鉄道に対し補助を行う。
3 高速自動車国道網との連携強化
高速道路については、高速自動車国道へのアクセスの容易化を図る必要があり、このためには、都市内の高速道路や幹線道路との接続、都市内環状道路の整備等を図っていく必要がある。
![]() |
![]() |
![]() |