第7章 海事政策の新たな展開


1 活力ある海上交通に向けての取り組み

 我が国の海運に関する法制度、施策は、戦後その目的が主に輸送サービスの安定供給の確保におかれていた。国内旅客船及び港湾運送の需給調整規制、内航海運の船腹調整事業、日本籍船の維持・確保政策、外航海運協定制度は、この目的を達成するために効率的に機能してきたといえる。しかしながら、戦後半世紀を経て、各事業者の創意や経営努力を生かし、サービスの低廉化・高度化・多様化を実現するために、市場原理の積極的導入という政策転換が行われた。このことは海運分野においても例外ではなく、より競争的で事業者の自由な活動を認める制度に転換することとなった。また、既に自由な競争が展開されている外航海運では日本籍船の競争力強化を更に徹底する必要に迫られている。


2 魅力ある造船・舶用工業をめざして


3 船員対策の新たな展開

 外航海運については国際船舶制度の拡充に向けた施策として、日本人の若年船員を対象とした実践的な教育訓練や外国資格受有者が船舶職員として船舶に乗り組める制度の円滑な施行を図るとともに、高齢化の著しい内航海運における若年船員確保対策、本四架橋の供用等に伴う離職船員対策等を推進している。
 また、船員教育体制の整備充実、船員の労働時間の短縮及び船員災害防止対策の推進等を図っている。


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