北海道

「戦略的取組」による北海道総合開発計画の推進について

1.北海道総合開発計画が掲げる3つの目標

  「北海道総合開発計画」とは、北海道の優れた資源・特性を活かして我が国が直面する課題の解決に貢献し、地域の活力ある発展を図るためのビジョンを示す計画です。
 平成20年に閣議決定された「地球環境時代を先導する新たな北海道総合開発計画」では、「今後の北海道開発の戦略的目標」として、以下の3つを位置づけています。
  1) アジアに輝く北の拠点~開かれた競争力ある北海道の実現
  2) 森と水の豊かな北の大地~持続可能で美しい北海道の実現
  3) 地域力ある北の広域分散型社会~多様で個性ある地域から成る北海道の実現

2.「戦略的取組」による計画の推進

 計画では上記3つの戦略的目標の実現に向け、多くの施策が掲げられていますが、これらを国や地方自治体、住民、民間等の多様な主体が互いに連携して進めて行くことが重要です。
 そこで、戦略的目標の実現に向けて多様な主体が連携して行う複数の施策群で構成する「戦略的取組」を設定し、各主体が共通の認識の下で、計画を戦略的に推進することといたしました。

 

 (北海道総合開発計画本文より引用)
「北海道開発を推進するためには、国、地方公共団体、住民、NPO、企業等の各主体の連携により施策の総合性を発揮するための戦略的取組を描くことが必要である。国から地方へ、官から民への流れの中で、各主体はそれぞれの役割分担と責任を自覚しつつ、北海道の地域特性を踏まえた将来の豊かな社会づくりのためにビジョンを共有し、同じ方向性の下に各自の取組を進めていくことが重要である。」

  • 戦略的取組のイメージ図

3.「戦略的取組」の進め方・内容

 北海道の経済・社会情勢や政府の新成長戦略等も踏まえ、現在、以下の13の戦略的取組を取りまとめています。これに基づき、施策の実施主体との共通認識の醸成を図った上で、各実施主体がそれぞれの施策を実施していくことになります。
 なお、戦略的取組の内容については、各施策の実施主体や関係者との意見交換等により、必要に応じて見直していきます。
 また、13の項目についても、我が国や北海道内の経済・社会情勢等を踏まえながら、適宜追加していきます。

 ※以下の[1]~[13]の各戦略的取組のタイトルをクリックするとそれぞれの概念図が開き、戦略的取組の内容がご覧いただけます。 

 【食の供給力強化等に関する取組】
  [1] 北海道における食の供給力(生産・加工・流通)の強化
  [2] 農地再編整備を核とした地域総生産力の強化
  [3] 基幹的農業水利施設の機能保全に係るリスク管理の強化 
  [4] 地域マリンビジョンの推進

 【観光立国推進に関する取組】
  [5] 多様な連携による受入環境づくりや利便性・快適性の向上によるインバウンド観光振興
  [6] 北海道における航空ネットワークの充実
  [7] 広域分散型社会の産業を支える広域交通ネットワークの構築

 【環境に関する取組】
  [8] CO2削減に向けた北海道環境イニシアティブの発揮
  [9] 良好な自然環境の保全・再生

 【北国の地域づくりに関する取組】
  [10] 広域分散型社会における定住自立の推進

 【安全・安心な国土づくりに関する取組】
  [11] ハード・ソフト一体となった総合的な防災対策の推進
  [12] 1年を通して安全で安心な道路交通環境の実現に向けた交通安全
  [13] 積雪寒冷地における社会資本の戦略的維持管

Get ADOBE READER

(別ウインドウで開きます)

  PDF形式のファイルをご覧いただくためには、Adobe Acrobat Readerが必要です。
  左のアイコンをクリックしてAdobe Acrobat Readerをダウンロードしてください(無償)。
  Acrobat Readerをダウンロードしても、PDFファイルが正常に表示されない場合はこちらをご覧ください。

お問い合わせ先

国土交通省北海道局参事官室
電話 :(03)5253-8111
ファックス :03-5253-1672

ページの先頭に戻る