映像記録型ドライブレコーダーとは?
映像記録型ドライブレコーダーとは、事故やニアミスなどにより急ブレーキ等の衝撃を受けると、その前後の映像とともに、加速度、ブレーキ、ウインカー等の走行データをメモリーカード等に記録する装置のことです。
これにより事故やニアミスの状況が記録されるため、事故等の映像を利用して乗務員の安全教育へ活用できるとして運送事業者で普及が進んでいます。
また、事故処理の迅速化が図れるなどのメリットもあります。
【チラシ】付けてますか?ドライブレコーダー【PDF/495KB】
映像記録型ドライブレコーダーの活用効果
自動車運送事業者が映像記録型ドライブレコーダーを活用すると、次のような効果があります。
- 搭載することで運転者の安全意識が向上
- 事故及びニアミス発生時の記録映像、データの安全運転指導(危険予知訓練等)への活用
- 交通事故の減少による経済的損失等の社会的不利益の低減
- 詳細なデータを用いた事故当事者間の事後処理、手続き等の簡略化
- 道路構造、交通状況等の情報の運転者への提供
- 記録映像の活用により事故調査・分析の高度化が図られることによる、一層効果的な車両安全対策の策定 など
搭載効果の分析結果
国土交通省では、平成16年度より映像記録型ドライブレコーダーの搭載効果に関する調査を開始し、実際に稼働中のタクシー、トラック、バスに映像記録型ドライブレコーダーを搭載してデータを収集するとともに、その利用方法や効果について検討をしています。
平成17年度に、全国のタクシー事業者542社を対象にドライブレコーダーの導入状況に関するアンケートを実施しました(全国法人タクシー約8,000社中542社へ送付し、248社から回答を得ました(回答率46%))。
その結果、「映像記録型ドライブレコーダーの導入理由」、「導入効果」、「データの活用方法」は以下のグラフのようになりました。