第1章  社会経済の変化と住宅・不動産市場における経済主体の役割変化


1.社会経済の変化と住宅・不動産市場

(注1) ノンリコース条件の融資(償還請求不能融資)では、借手が返済不能に陥った場合、貸手は担保として差し出されていた不動産等の資産を処分して回収できる金額以上の返済を求めることはできない。ウィズリコース条件の融資(償還請求可能融資)の場合はこれが可能である。


2.キャピタル・ロスとキャッシュ・フローの枯渇による投資減退


3.部門別にみたストックとフローの変化:新たな主体の必要性

(注2) 建物・設備のメンテナンスや賃料請求業務などの一般管理業務にとどまらず、合理的な賃料更改や経費削減などから物件の収益性を高めるための業務を行なう。

(注3) 運用資産のこと。一般にハイリスク・ハイリターンやローリスク・ローリターンなど、様々な資産に分散して投資が行なわれている。


4.21世紀の優良なストック形成に向けた国民資産の活用

図表5 世帯主の年齢階級別可処分所得に占める住宅ローンの返済額の割合
(全国・勤労者世帯、住宅ローン返済世帯)


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