(1) 賞の構成
本アワードは、次の3賞で構成する。その他、武道や日本遺産、食文化といった特定の分野に特化した取組や新しい観光の取組に対し、特別賞を設定する。
○ スポーツ文化ツーリズム賞
○ スポーツツーリズム賞
○ 文化ツーリズム賞
○ 特別賞(分野:武道、日本遺産、食文化、新しい観光など)
特別賞の取組例:
・武道や日本遺産、食文化のいずれかに特化した取組
・デジタル技術等の活用により、訪日意欲や地方誘客を促進する取組
・オンラインで行うワークショップによる地域スポーツや伝統文化を継承する取組
・従来の観光にとらわれない新しい旅の形を実現した取組 等
(2) 選定の数及び表彰の実施
審査委員による採点結果及び選考会の意見を踏まえて各賞の受賞件数を決定し、年度内に表彰する。
(3) 選定方法
公募期間終了後、審査委員(有識者に委嘱予定。)が採点や意見等を踏まえて選定を行い、3庁が決定する。
(4) 審査の観点
以下の各項目について、具体的に記載した応募申請書の内容をもとに個別に評価する。
なお、[7]については、特別賞の選定に限り、審査の観点に加えるものとする。
[1] 独創性
先進的な魅力づくりや、独自のブランディングに関して工夫しているか。
[2] 発信力
知名度を上げるためのPR手法や情報発信の工夫、観光地への注目度・好感度の向上のために工夫しているか。
[3] 経済効果
顧客満足度やリピート率の向上・長期滞在につながる工夫が見られ、日本及び地域への大きな経済効果の実績
又は見込みがあるか。
[4] 地域性
地域独自の資源・魅力を活かし、地域住民の生活に配慮しつつ、地域経済活性化へ貢献しているか。
また、地域住民と協同することによる地域一体的な取組であるか。
[5] 安全性
安全性が十分に確保され、参加者や旅行者の事故を未然に防ぐ体制であるか。
リスクマネジメント、ユニバーサルデザインに関する取組の工夫があるか。
[6] 将来性
今後の発展的なビジョンが明確になっており、他地域への横展開を含めた将来性が見込まれるか。
[7] 特別性
武道や日本遺産、食文化という特定分野に特化した取組や新たな取組であるか。
(5) 選定された取組の扱い
選定された取組については、スポーツ文化ツーリズムに関する有望な取組事例として、各庁及び関係団体のウェブサイトで紹介するほか、令和6年2月頃に開催予定の「第7回スポーツ文化ツーリズムシンポジウム」での表彰及び取組内容の発表等を行う。
また、受賞後3年間、3庁連携シンボルマークや受賞団体の紹介動画を使用したPRを許可する。
さらに、本賞(スポーツ文化ツーリズム賞、スポーツツーリズム賞、文化ツーリズム賞)に選定された取組については、令和6年に開催予定の「ツーリズムEXPOジャパン」へのオンライン商談を含む出展による観光関係団体等とのマッチング等の広報活動の支援を行うとともに、各庁長官への表敬訪問の機会を設けることとする。
なお、選定された取組の扱いについては、今後の調整により変更の可能性がある。
(参考1)
○ 「第4回スポーツ文化ツーリズムシンポジウム」における広告換算費(概算で約9,500万円)
https://www.mext.go.jp/sports/content/20200324-spt_stiiki-300000926_3.pdf
○ ツーリズムEXPOジャパンについて
https://www.t-expo.jp/
○ 3庁連携シンボルマークについて
https://www.mlit.go.jp/kankocho/news05_000222.html
(参考2)昨年の広報に関する取組の例
○ 各庁ウェブサイトへの掲載
https://www.mext.go.jp/sports/b_menu/sports/mcatetop09/list/detail/1372563.htm
○ 受賞団体の紹介動画の作成
https://www.youtube.com/watch?v=scSiFVWkpNY
(6) 公募締切後の選考スケジュール(予定)
令和5年10月~11月 有識者による書類選考、選定委員会の実施
12月~令和6年1月 受賞団体の公表
令和6年2月頃 表彰式(第7回スポーツ文化ツーリズムシンポジウム内)
(7) その他
○ 提出書類等の作成費用については、選定結果にかかわらず申請者の負担とする。
○ 必要に応じ、審査期間中に応募の詳細に関するヒアリングへの対応や追加資料の提出等を求めることがある。
○ 応募シートに基本情報(連絡先等)を明記すること。
○ 広報活動のため、提出された資料を使用する場合がある。コピーライトの表示等、必要があれば記載すること。
○ 受賞が決定した申請者について、広報活動やパネルの制作のため、追加資料の提出等の協力を依頼することがある。
○ 選定・不選定の理由に関する個別の問合せには応じかねる。