アワードについて AWARD CONCEPT

サステナブルな旅
アワードができた背景
BACKGROUND OF
THE ESTABLISHMENT

日本の旅行市場における、国内宿泊旅行・日帰り旅行のシェアは全体の約8割と、依然として高い割合を占めていますが、こうした国内旅行市場は、人口減少に伴い今後中長期的に縮小傾向となる見込まれます。他方、インバウンドについては、コロナ禍で大きく落ち込んでいましたが、2024年の訪日外国人旅行者数はコロナ前を超え過去最高を更新しており今後もインバウンド市場は、高い成長率での拡大が見込まれています。

国内旅行需要を埋める新たな需要として、インバウンド市場の開拓が重要となる一方、国内の旅行業者における外国人旅行の取扱額は全体の数%程度と、コロナ以前から著しく厳しい状況であり、インバウンド市場の開拓は不十分であると考えられます。

そのような中、海外の旅行業界に目を向けると、サステナブル志向の高まりが顕著に現れ、旅行市場の成長を牽引しています。特に欧州においては、持続可能な観光の取組を行っているかどうかが旅行者のプラン選択の基準となりつつあるなど、旅行業者もサステナブルな旅行商品の開発に力を入れています。

このようなグローバルトレンドを背景に、日本の観光地においても、日本版持続可能な観光ガイドライン(JSTS-D)への対応をはじめ、さまざまな取組が少しずつ広がりを見せていますが、持続可能な観光に取り組む地域、コンテンツ、施設を適切に旅行商品化できる旅行業者が不足していることが課題となっており、海外に比べて遅れをとっているのが現状です。

そのため、2023年に創設した「サステナブルな旅アワード」をきっかけに、旅行業界全体における持続可能な観光への対応を促進していくことで、サステナブル志向の高い旅行者に訴求する魅力的な旅行の選択肢を提供していきたいと考えております。

アワード概要

名称 サステナブルな旅アワード
目的

サステナブルな旅アワードの実施結果を広く旅行者に周知することにより、日本における持続可能な観光に対する意識醸成を図る。

また、優良な旅行商品・取組について広く横展開を行うことで、サステナブルな旅行商品の造成を促進し、業界内におけるサステナビリティへの機運を高める。

募集対象者 ●第一種、第二種、第三種及び地域限定のいずれかの旅行業者
●地方公共団体、観光振興団体、民間企業(旅行サービス手配業者含む。)、特定非営利活動法人等
※旅行会社との連携含め、旅行商品の販売に係るものに限る。
募集期間 2024年9月20日(金)~11月8日(金)
賞種別 大賞、準大賞、特別賞、奨励賞