旅行概要 TRAVEL OVERVIEW

特別賞 みんなで体感するネイチャーポジティブ入門!
コミュニティ型リジェネラティブツーリズム
旅するいきもの大学校!〜第1期シリーズ〜

旅するいきもの大学校!事務局
(クラブツーリズム株式会社/合同会社HiTTiSYO/株式会社フューチャーセッションズ/株式会社大広/株式会社松本山雅/生坂村)

テーマは「ネイチャーポジティブと何度も訪れたくなるふるさとづくり」です。単なる観光体験にとどまらず、自然環境の保護と再生について考え、共に行動することで、長野県生坂(いくさか)村の自然環境を未来にわたって守り続けることを目指します。また参加者を「生坂村公式自然研究員」として認定し、彼らが地域の自然保護活動に積極的に参加することを奨励します。地域の方々との交流も大きな目的にしており、まさに自身の「第2のふるさと」となっていくようなコミュニティづくりを目指します。

  • 専門ガイド講師から学ぶネイチャーポジティブ

    専門ガイド講師から学ぶネイチャーポジティブ

    第1期のプログラムの講師には、人と自然の共生をテーマに調査・研究を行う立教大学 スポーツウエルネス学部スポーツウエルネス学科 奇二正彦准教授を迎え、自然再生の先にある新しい里山の姿を想像し、実現に向けて実際に正しく手を加えながら自然回復に対する知識を実践的に学びました。

  • 地域の方々との交流や自然の中で楽しむ地産の食事も魅力の1つ

    地域の方々との交流や自然の中で楽しむ地産の食事も魅力の1つ 地域の方々との交流や自然の中で楽しむ地産の食事も魅力の1つ

    プログラム内では毎回地域の方々との交流の機会や地産の食材を使った自然の中での食事タイムも 魅力のポイント。希望者はオプショナルでプログラム前後での夜の自然の中での焚き火対話や地元民家での交流企画も開催。地域への愛着もいくごとに湧いていきます。

  • 実際に自然に手を加えたり調査したり。あなたも村の公式自然研究員に。

    実際に自然に手を加えたり調査したり。あなたも村の公式自然研究員に。 実際に自然に手を加えたり調査したり。あなたも村の公式自然研究員に。

    リアルな自然に正しい知識を学び、実践的なアクションができるのもプログラムの魅力。エリア内にセンサーカメラを設置して生息する生物の調査をしたり、放置竹林を伐採してビーハウスや落ち葉ステーションを作ったり。同じ意識の仲間同士でチームワークも生みながら一緒にアクションしていきます。

開催時期 2024年9月〜2025年1月(次回以降の企画は随時HPに掲載予定)
料金

各回 3,000円(全6回/うち1回オンライン・500円)
※本料金は第1期シリーズ価格を参考掲載

受賞商品紹介WEB https://tabisuruikimono.com/
【審査委員長による「特別賞」への講評】

「“自然と共生する社会”づくりに関わる新しい地域観光のカタチ」
長野県生坂村の「いくさか創造の森」で生物多様性やネイチャーポジティブ(自然再興)といった考え方を、アクションを通じて学び、参加者と一緒になって森に手を加えていくという半年間(6回)のリジェネラティブ(再生型)ツーリズム。地域の自然を活かした環境配慮型のプログラムであるが、自然だけでなく村人との交流機会も設け、地域の文化や課題についての理解も深める。プログラム修了者を「村認定自然研究フェロー」と認定して村との関係をつなげ再来訪の動機づけとしている。山間部や農村地域の遊休地や耕作放棄地を活用して地元の住民との交流を通じて再生していくプログラムは類似地域でも応用可能である。本プログラムの企業視察には東京から7社が参加しており、今後はサステナビリティ領域での企業との連携による地域支援や活動など広がりも期待される。旅行会社がツアー企画により地域再生のコーディネーター的な役割を果たしていることも注目される。

北海道大学

観光学高等研究センター 客員教授

審査委員長

小林 英俊