国土交通省
 平成13年度鉄道事故統計について
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平成14年8月12日
<問い合わせ先>

鉄道局技術企画課

安全対策室(内線40772)
TEL:03-5253-8111(代表)

 

  1. 運転事故の状況
    (1)概況
    1運転事故の推移
     運転事故は、長期的には減少傾向にある。昭和50年度は3794件、10年前の平成4年度は1154件の運転事故が発生していたが、平成13年度は878件となっている。また、列車百万キロ当たりの運転事故の発生件数は、0.7件となっている。
     運転事故による死傷者数は821人(うち死亡者313人)で前年度比138人(20.2%)増となっている。なお、平成14年2月22日に発生したJR九州の列車衝突事故による負傷者は134人(死亡者0人)となっている。

    2運転事故の状況
     平成13年度に発生した運転事故の事故種類別の発生件数についてみると、踏切障害事故が442件(50.3%)、人身障害事故315件(35.9%)、道路障害事故95件(10.8%)となっており、踏切障害事故が約半数を占めている。

    (2)各種事故の状況
    1列車事故の状況
     平成13年度に発生した運転事故のうち列車事故(列車衝突事故、列車脱線事故及び列車火災事故をいう。)の件数は23件で、前年度と比較すると12件減少している。

    2踏切事故(踏切に起因する列車事故及び踏切障害事故)の状況
     踏切事故は、運転事故と同様、長期的には減少傾向にある。平成13年度に発生した踏切事故の件数は445件で、前年度と比較すると23件減少している。

    3人身障害事故の状況
     人身障害事故は、近年ほぼ横ばいで推移している状況にある。平成13年度に発生した人身障害事故は315件で、前年度と比較すると17件減少している。

  2. 輸送障害の状況
     平成13年度は、自然災害によるものが303件減少したため、前年度と比較すると331件減少して3380件となった。
     なお、昭和62年度1842件、平成4年度2574件と、長期的には増加傾向にある。

 

鉄道事故の定義
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鉄道事故の定義

  1. 鉄道運転事故
    (軌道の運転事故は、鉄道運転事故と同様である。)

    1列車衝突事故
     列車が他の列車又は車両と衝突し、又は接触した事故

    2列車脱線事故
     列車が脱線した事故

    3列車火災事故
     列車に火災が生じた事故

    4踏切障害事故
     踏切道において、列車又は車両が道路を通行する人又は車両等と衝突し、又は接触した事故

    5道路障害事故
     踏切道以外の道路において、列車又は車両が道路を通行する人又は車両等と衝突し、又は接触した事故

    6鉄道人身障害事故・列車又は車両の運転により人の死傷を生じた事故
     (前各号の事故に伴うものを除く。)

    7鉄道物損事故
     列車又は車両の運転により500万円以上の物損を生じた事故(前各号の事故に伴うものを除く。)

  2. 輸送障害
     鉄道による輸送に障害を生じた事態(列車の運転を休止したもの又は旅客列車にあっては30分以上遅延を生じたもの)であって、鉄道運転事故以外のもの

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