
ピーク時の混雑は、大都市圏の鉄道利用者にとって最も解決して欲しい課題の一つです。
平成12年大都市交通センサスでは、時間帯毎の路線別の輸送力を調査しています。また、関連する調査(鉄道利用実態調査)では、利用者が実際に感じた路線の混雑の度合いを調査しています。これらのデータを用いて、時間帯毎の各路線の混雑状況について推計を試みました。
推計結果をみると、首都圏においては、ピーク時間帯を中心に「非常に混んでいると感じる」路線が複数区間みられますが、中京圏・近畿圏においては、ピーク時間帯に「非常に混んでいると感じる」路線は、ごくわずかの区間でしかみられず、大半の区間・時間帯で「あまり混んでいると感じない」状況になっています。
利用データ:大都市交通センサス(鉄道定期券利用者調査、鉄道普通券調査、鉄道輸送サービス実態調査)
鉄道利用実態調査
◇混雑状況ランクの設定について
混雑状況の表示については、「あまり混んでいると感じない」、「混んでいると感じる」、「非常に混んでいると感じる」の3ランクを設定しています。
このランクは、実際に利用者が利用した路線の混雑状況と、その時利用者が感じた混雑の度合いとの関係を分析することにより設定しました。
ランク設定の基準を以下に示します。 |
混雑状況区分
|
利用者の混雑に関する意識
|
あまり混んでいると感じない |
混んでいないと感じる人が、非常に混んでいると感じる人よりも多い。
|
混んでいると感じる |
非常に混んでいると感じる人が、混んでいないと感じる人よりも多い。
|
非常に混んでいると感じる |
混んでいないと感じる人が1割未満。 |
|
|
◇混雑状況図をみる際の留意点
混雑状況は、大都市交通センサスによる推計値をもとに表示しています。混雑状況図をみる際には、次の点に留意してください。
- 混雑状況は、調査時点(平成12年10月〜11月の平日)の状況を示しています。
- 混雑状況は、大都市交通センサスによる推計値をもとにランクを設定しており、実際と異なる場合があります。
- 緩行・快速等の区別はしておりません(一部事業者を除く)。
- 主要な路線について表示しています。
|
|
|
|
上の画像をクリックすると各エリアのページにジャンプします。
|
|