国土交通省
 アルカリ骨材反応が生じた橋梁に対する対応について
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平成15年3月18日

<問い合わせ先>

道路局国道課

(内線37813、37812)

 高速国道課

(内線37732)

 有料道路課

(内線38352)

TEL:03-5253-8111(代表)

 

 従来、アルカリ骨材反応に起因する橋梁の損傷は、主にコンクリートの膨張によるひび割れが問題とされ、コンクリート内部への水分の供給を防ぎアルカリ骨材反応の進行を抑制する対策を実施してきました。しかし、最近になって近畿地方整備局等の管理する橋梁の下部構造において鉄筋の破断が報告されました。
 このようなことから、アルカリ骨材反応に対する予防保全的な補修方法、鉄筋の破断のおそれのある場合の見分け方や対処方法、それらのための調査方法などについて、実際に橋梁を維持管理するうえでの対応要領が必要とされていました。
 このため、近畿地方整備局に設置した「アルカリ骨材反応橋脚等に関する対策検討委員会」(委員長:宮川豊章京都大学大学院教授)において検討を行い、今般、国土交通省として道路橋のアルカリ骨材反応に対する対応要領をとりまとめました。
 本日、全国の直轄国道、関係公団等が管理する橋梁に対して、これに基づき調査、補修等を実施するよう通知しましたのでお知らせします。


【参考資料】

<参考1>
 アルカリ骨材反応(ASR)とは、セメント中のアルカリ金属イオンと反応性骨材中のある種の鉱物とが化学反応を生じ、その反応により生成するアルカリシリカゲルが水分の供給により膨張する現象である。

<参考2>
アルカリ骨材反応(ASR)により鉄筋が破断した事例
1)直轄国道
 一般国道26号 堺高架橋・・・「別紙1」参照PDF形式

2)阪神高速道路・・・「別紙2」参照PDF形式

<参考3>
「道路橋のアルカリ骨材反応に対する維持管理要領(案)」における、対応の基本的な考え方・・・「別紙3」参照PDF形式

<参考4>
近畿地方整備局に設置した「アルカリ骨材反応橋脚等に関する対策検討委員会」名簿・・・「別紙4」参照PDF形式

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