国土交通省
 大阪国際空港の今後の運用について
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平成16年9月29日
<問い合わせ先>
航空局飛行場部環境整備課

(内線49415)

TEL:03-5253-8111(代表)


 

 大阪国際空港において昨年11月に実施した騒音測定調査では、騒音値の増加が見られたところであるが、この増加の原因は、ほとんどがジェット機によるものであり、具体的には、平均騒音値の増加と発着回数の増加によるものであることが判明した。
 また、YS代替ジェット枠は、かつてYS−11型機の適当な代替機がなかったことから設定されたものであるが、その後、DHC−8といった新たな低騒音プロペラ機が就航するなど、YS代替ジェット枠を存続する意義が薄れてきている現状にある。
 以上のような状況の下で、大阪国際空港騒音対策協議会(11市協)との協議を行うとともに、航空会社との調整を行う一方、パブリックコメントを実施したところである。
 これらの結果を踏まえ、今般下記の通り、大阪国際空港の運用の見直しを行うこととする。

  1. 高騒音機材の就航禁止
    • 平成17年4月1日よりB747−400を除く3発機及び4発機、平成18年4月1日より全ての3発機及び4発機の就航を禁止する。

  2. YS代替ジェット枠の見直し
    • ジェット枠(250枠)のうち、YS代替ジェット枠(50枠)を段階的に見直し、平成17年4月1日に20枠、平成18年4月1日に16枠、平成19年4月1日に14枠をプロペラ枠とする。この結果、最終的に平成19年4月1日からは、ジェット枠200枠・プロペラ枠170枠となる。

  3. 上記措置の実施時期等
    • ジェット枠の縮減に際しては、航空利用者の利便性を考慮し、伊丹空港のジェット枠を、中・近距離路線に優先的に使用し、長距離路線には使用しないよう努めることとし、今後、必要な措置を講ずることとする。


 参考

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