平成17年7月19日 |
<問い合わせ先> |
河川局河川環境課 |
(内線35462) |
TEL:03-5253-8111(代表) |
<別紙1> 平成16年度の全国水生生物調査は約9万人の参加を得て行われました。 国土交通省及び環境省がまとめた平成16年度の調査結果によれば、 (1) 全国4,263地点で、河川の水生生物を調査することにより水質の判定が行われ、「きれいな水」と判定された地点が全体の60%を占めました。 (2) 夏休み期間を中心として、学校や市民団体の多数の参加が得られました(全国の参加者のうち、小中学校等の学校が69%、子供会・市民団体等が26%)。
「水生生物調査」とは。
「BOD(生物化学的酸素要求量)」とは。 |
<別紙1>
平成16年度 全国水生生物調査の結果について
主 旨
河川に生息するサワガニ、カワゲラ等の水生生物の生息状況は、水質汚濁の影響を反映することから、それらの水生生物を指標として水質を判定することができます。このような調査は、一般の人にも分かりやすく、高価な機材等を要しないことから誰でも簡単に参加できるという利点があります。また、調査を通じて身近な自然に接することにより、環境問題への関心を高めるよい機会となるため、国土交通省と環境省では、昭和59年度から全国水生生物調査を実施しています。
平成16年度調査結果の概要
(1) 調査方法
本調査では、河川に生息する水生生物のうち、全国各地に広く分布し、分類が容易で、水質に係る指標性が高い、30種を指標生物としています。
河川で水生生物を採集し指標生物の同定・分類を行い、地点毎に、(きれいな水)、(少しきたない水)、(きたない水)、(大変きたない水)の4階級で水質の状況を判定しています。
(調査方法の詳細は、別添パンフレット「川の生き物を調べよう」参照)
(2) 調査結果
○参加者数
平成16年度の参加者は90,782人(前年度85,907人)となりました。
参加者数 | 参加団体数 | 調査地点数 | |
合計 | 90,782人 | 2,534団体 | 4,263地点 |
一級河川 ※1 | 18,911人 | 654団体 | 685地点 |
その他の河川 ※2 | 71,871人 | 1,880団体 | 3,578地点 |
※1 一級河川大臣管理区間のこと(以下「一級河川」という)
※2 一級河川都道府県知事管理区間及び二級河川等(※1以外の河川)のこと
(以下「その他の河川」という)
〇水質判定結果
平成16年度は60%の地点が「きれいな水」と判定されました。前年度(60%)と同様の状況となっています。
合計 | 一級河川 | その他の河川 | |
きれいな水 | 60% | 54% | 61% |
少しきたない水 | 25% | 37% | 22% |
きたない水 | 11% | 7% | 12% |
大変きたない水 | 2% | 1% | 2% |
判定不能 | 2% | 1% | 2% |
※ 四捨五入による端数処理のため、内数の合計が100%にならないことがある。
(別紙1) 平成16年度全国水生生物調査調査結果
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