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 鉄道事業者における輸送安全総点検の緊急実施に関する
 結果報告について

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平成17年7月8日

<問い合わせ先>

鉄道局
技術企画課安全対策室

 (内線40762)

TEL:03-5253-8111(代表)

 

  1. 概要

      「輸送安全総点検の緊急実施について」(国総参第35号平成17年3月24日付)に基づき、公共交通機関の安全を確保し、国民の信頼を回復するため、鉄軌道事業者に緊急の安全総点検を指示し、その実施結果について最終的に5月31日までに報告がなされた。

  2. 点検期間

    3月24日(木)〜4月30日(月)
    ※なお、JR西日本については、期間中の4月25日発生の福知山線事故を踏まえ、点検期間を延長し5月31日までの報告とした。

     

  3. 点検項目(点検内容については、別紙1を参照)

    (1)安全に係る規定類の整備、管理
    (2)係員の安全に係る規定類にしたがった取扱い
    (3)係員に対する教育訓練
    (4)情報伝達の迅速性

  4. 点検対象事業者

      鉄軌道事業者195事業者(うち、JR7社、大手民鉄16社、公営地下鉄9社)

  5. 点検結果の概要

    (1)総括
     緊急総点検は、現場担当者のみに任せることなく、事業者の長は自ら緊急点検実施責任者を選任し、計画を定めて実施した。
     鉄軌道事業者において、自主的な輸送安全総点検が実施されたものと認められ、重大な事象につながるような不備事項はなかったが、点検において確認された不備事項については、直ちに是正措置が講じられ、また、点検期間終了後も引き続き対応を必要とするものについては所要の措置を講じることの報告がなされている。

    (2)各鉄軌道事業者における点検結果状況
     別紙2「点検結果状況一覧」のとおり。

    (3)主要な鉄道事業者(JR7社、大手民鉄16社、公営地下鉄9社)における点検結果の概要
     別紙3「主要な鉄道事業者における点検結果の概要」のとおり。

  6. まとめ

    (1)総点検期間中のJR西日本における列車脱線事故やその後においても西日本鉄道における列車脱線事故が発生する等、引き続き鉄道の安全を失墜する事故等が発生していることに鑑みれば、各鉄軌道事業者において、本緊急点検期間中のみならず、今後とも、引き続き安全管理体制の確保に向けたより一層の取り組みが必要と考えられる。

    (2)JR西日本については、4月28日に事故を踏まえて改善すべき必要な項目を盛り込んだ「安全性向上計画」を策定するよう指示し、5月31日に報告を受けた同計画の実施状況等について、今後、重点的に立入検査を実施し、その実施状況を確認し、必要な指導を行っていくこととする。

    (3)また、他の事業者については、本点検結果を踏まえつつ、日常的な業務における監督・指導や年末年始輸送の安全総点検の査察などの機会をとらえて適確に監督・指導することにより、鉄道輸送の安全確保を図っていくこととする。


 

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