国土交通省
 平成16年度自動車アセスメントを公表します!
 −衝突安全性能・歩行者頭部保護性能が向上しています―
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平成17年4月22日
<問い合わせ先>
自動車交通局技術安全部
審査課

       (内線42354)

TEL:03-5253-8111(代表)

独立行政法人自動車事故
対策機構

 

  国土交通省は、独立行政法人自動車事故対策機構の協力の下、自動車の安全性能の比較評価を自動車アセスメントとして実施し、今般その結果がまとまりましたので公表します。
  自動車アセスメントでは、自動車が衝突した場合の乗員保護性能を評価する衝突安全性能試験、歩行者に衝突した場合の歩行者の衝撃を低減させる性能を評価する歩行者頭部保護性能試験及びブレーキ性能試験を実施しています。
  平成16年度は、販売実績の多い18車種(軽乗用車3車種、小型・普通乗用車14車種(うちワンボックス及びミニバン3車種)及び商用車1車種)とメーカーから希望された車種3車種(いずれも軽自動車)を対象としました。

(1)衝突安全性能総合評価
  衝突安全性能総合評価は、フルラップ前面衝突試験、オフセット前面衝突試験及び側面衝突試験において、運転席と助手席の乗員が受ける被害の程度を総合的に評価したものです。評価結果については、★〜★★★★★★の6段階で表し、★の数が多いほど良い評価となります。
  16年度の評価結果では、調査した車種の★の平均獲得数は、運転席は★5.4個となり、前年度の★5.1個から上昇しています。過去5年間で比較すると4割程度上昇しており、衝突安全性能の向上が図られたと考えられます。また、助手席は前年とほぼ同数の★5.3個であり、過去4年間はほぼ同じ値で推移していることから、高い衝突安全性が維持されていると考えられます。

(2)歩行者頭部保護性能評価
  歩行者頭部保護性能評価は、自動車が歩行者に衝突した際の歩行者頭部がボンネット等から受ける衝撃度合を評価したもので、15年度から行っています。評価結果については、レベル1からレベル5の5段階で表し、レベル5が最も良い評価となります。
  16年度の評価結果では、1車種が初めてレベル4の評価を得ました。また、前年度3車種あったレベル1がなくなるとともに、レベル2が10車種から4車種に減少し、レベル3が5車種から13車種に増加しています。
  自動車アセスメントの結果は、ホームページ(国土交通省 https://www.mlit.go.jp/、独立行政法人自動車事故対策機構http://www.nasva.go.jp/ )に掲載するとともに、地方運輸局、運輸支局等と自動車事故対策機構の支所においてパンフレットを配布します。

(参考)自動車アセスメントとは
  自動車アセスメントは、信頼できる安全性能評価を公表して、ユーザーが安全性の高い自動車を選択しやすい環境を整えるとともに、メーカー等によるより安全な自動車の開発を促すことによって、安全な自動車の普及を促進しようとするものである。


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