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 米国ハリケーン・カトリーナ被害に関する現地調査の
 結果について(速報)

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平成17年9月30日
<問い合わせ先>
港湾局海岸・防災課

(内線46715

TEL:03-5253-8111(代表)

独立行政法人

港湾空港技術研究所


 

 去る8月29日に米国メキシコ湾岸を襲ったハリケーン・カトリーナによって、湾岸域に大きな被害が発生した。特にポンチャントレーン湖につながる運河堤防の破壊によるニューオーリンズ(ルイジアナ州)の浸水被害は甚大である。また、アラバマ州とミシシッピ州の海岸でも多大の災害が発生している。
 カトリーナの被害に関し、米国土木学会の海岸・港湾・海洋委員会では、下記の通り複数のグループに分けて各分野の専門家による現地調査を計画している。このうち第一陣として9月22日及び23日に行われた海岸調査に、米国土木学会の呼びかけに応じ、独立行政法人 港湾空港技術研究所を代表して高橋重雄 研究主監が参加した。
 1 海岸調査(アラバマ州からルイジアナ州に至る海岸部の被災調査)
 2 ニューオーリンズ調査(ポンチャントレーン湖に関連する浸水災害調査)
 3 港湾調査ほか(主要な港湾の被災調査ほか)

 今回の調査地点は、通常ハリケーンの風力がより強くなる進路の東側の海岸一帯(アラバマ州からルイジアナ州に至る海岸部)である。
 今回の現地調査において、ハリケーン・カトリーナの高潮・高波により、家屋や橋梁の流失、船舶や石油掘削プラント等の陸への乗り上げ等、ニューオーリンズより東側の海岸でも大きな被害が発生していることが判明した。


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