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 羽田空港の増枠及びその配分について
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平成17年8月29日
<問い合わせ先>
羽田空港増枠関係
(下記1.関係)
航空局管制保安部
保安企画課

(内線51102、51132)

発着枠配分関係

(下記2.関係)

航空局監理部

航空事業課

(内線48502、48523)
TEL:03-5253-8111(代表)

 

 

  1. 羽田空港の増枠について
     羽田空港における発着枠の見直しについては、学識経験者で構成される「航空管制の安全に関する研究会」において安全性の検証を重ねてきたところであるが、本日、同研究会より、「1時間当たりの着陸回数を現行の29回から30回に増加させることについては安全上の問題はない」とする報告(別添参照)があった。
     これを受け、航空局において、平成17年10月1日より羽田空港の発着枠を増便(14便分)することを決定した。

  2. 増加した発着枠の配分について
     上記1.により増加した発着枠の配分については、以下のとおり決定した。

    (1)羽田=金浦国際チャーター便のための配分(4便)
    • 昨年12月の日韓首脳会談の結果を踏まえ、羽田=金浦国際チャーター便は本年8月1日より従来の4便から8便に増便されたところ。

    • このうち4便分については暫定的に公用機等枠を使用しているため、同チャーター便のための発着枠として、本年10月1日運航分より、4便を配分。

    (2)国内定期便のための配分(10便)
    • 最近の新規航空会社の動向等を勘案しつつ、「競争の促進」と「多様な輸送網の形成」を確保していく観点から配分。

      新規航空会社 +5便 大手航空会社 +5便

    • 大手航空会社間の配分については、本年3月にJALに対して事業改善命令を発出したことを重視。

      JAL +2便 ANA +3便

    • 10月・11月のダイヤ調整は既に終了していることから、定期便への配分は本年12月1日からとし、10月・11月は臨時便に活用。


(別添)

羽田空港の発着枠の見直しについて
−航空管制の安全に関する研究会報告の概要−

1.これまでの主な経緯

 羽田空港の発着容量の拡大(到着処理容量29回/時→30回/時)については、平成16年3月に設置した航空会社、航空局の関係者からなる勉強会において実務的な検討や試行を行うとともに、学識経験者で構成する航空管制の安全に関する研究会において安全性の検討を重ねてきた。

第1回(6月13日) 航空局からヒアリング
第2回(7月6日) 羽田空港の管制業務運用現場の実態調査
第3回(7月26日) パイロット、管制官からヒアリング
第4回(8月11日) 研究会とりまとめの検討

2.研究会報告の概要

1 到着回数増加の理論的な根拠としている算出方式には、円滑な運航を確保するための安全上の余裕が折り込まれていること、朝夕の混雑時に現在でも30回/時を超える到着機を処理している実態があること、また、管制官及びパイロットからも技術的に困難との指摘はなかったことから、研究会としては30回/時への増加について安全上の問題はないと判断する。

2 ただし、実施にあたっては航空会社の運航ダイヤの平準化と航空交通管理の高度化などによる実運航の平準化につながる措置が望まれる。

3 このため、航空会社に対し運航ダイヤの一層の平準化を働きかけるとともに、本年10月に設置される航空交通管理センターによる航空交通管理の高度化、実運航の平準化が期待される。

4 さらに、羽田空港の安全性と効率性を高めるため、引き続き、誘導路形状の改善、管制システムの高度化、管制官の勤務環境の改善等の検討、対処も必要。

 


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