平成17年2月10日 |
<問い合わせ先> |
政策統括官付政策調整官室 |
(内線53112) |
TEL:03-5253-8111(代表) |
(1)概要
国土交通省では、すべての人が持てる力を発揮し、支え合って構築する「ユニバーサル社会」の実現に向けた取り組みの一環として、社会参画や就労などにあたって必要となる移動等に関する情報を、ユビキタスネットワーク技術を活用し、「いつでも、どこでも、だれでも」が利用できる環境づくりを目指す「自律移動支援プロジェクト」を推進しています。平成16、17年度の2ヶ年間で、実証実験を積み重ねながらシステムの構築を図っていくこととしています。
今年度は、17年度の神戸での本格実証実験に先立ち、ICタグ等機器の通信安定性を検証するため、10月から神戸市内2ヶ所においてプレ実証実験を行ったところです。現在、本格実証実験に向けた通信機器の設置等の環境整備を進めており、17年度は、神戸市の旧居留地の面的エリア、新神戸駅、三宮駅、フェリーターミナル等の交通結節点等を中心に、年間を通じて本格実証実験を行うとともに、システムの技術仕様をとりまとめることとしています。
また、本年度、東京大学大学院情報学環・学際情報学府学際情報学専攻が「次世代ユビキタス情報社会基盤の形成」のテーマで文部科学省「21世紀COEプログラム」に採択されていますが、自律移動支援プロジェクトはこのCOEプログラムとも密接に連携しながら取り組みを進めています。
本プロジェクトでは、個々の場所を識別する固有のコード番号(場所コード)を付与し、ICタグ等の通信機器から利用者の携帯端末機器に発信することで、利用者がそれぞれの場所に応じた様々な情報やサービスをネットワーク上のデータベースから的確に取得できるシステムを構築することが有効です。
このため、自律移動支援プロジェクト推進委員会(委員長:坂村健東京大学大学院教授)のもとに「自律移動支援に係る場所情報検討専門委員会」を設置し、本年度は、17年度に神戸などで実施する本格実証実験等に向け、ICタグ等に付与する場所コード体系について検討を行うとともに、17年度は、神戸などの本格実証実験における調査や実験結果等を踏まえ、下記の検討事項について検討するものです。
(2)検討体制
学識経験者、行政関係者による専門委員会を設置します。
詳細は別紙のとおり。
(3)検討事項(案)
場所コードの付与方法について
インテリジェント基準点のあり方について
場所コードとインテリジェント基準点等の連携について
その他
日時 平成17年2月15日(火)10:00〜12:00
場所 霞ヶ関ビル33F 東海大学校友会館(東海倶楽部) 阿蘇の間
東京都千代田区霞が関3-2-5 TEL 03-3581-6041
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