(航空運送事業の用に供される航空機(5.7トンを超える飛行機又は路線を定めて旅客の輸送を行うもの))

No.	発生日	運航者	航空機型式	便名	出発地	目的地	着陸地	概要	備考
1	12月1日	日本航空インターナショナル	ボーイング式747-200F型	JAL6705	成田国際空港	香港	関西国際空港	飛行中、燃料系統の不具合を示す計器表示があったため目的地を関西国際空港へ変更した。
2	12月1日	日本航空インターナショナル	ボーイング式747-300型	JAL745	成田国際空港	マニラ	成田国際空港	飛行中、第1エンジンの防氷系統の不具合を示す計器表示があったため引き返した。
3	12月6日	ジャルエクスプレス	ボーイング式737-400型	JEX2906	新千歳空港	仙台空港	新千歳空港	離陸し、脚上げ操作を実施したが、脚上げレバーが上がらなかったため引き返した。
4	12月9日	キャセイパシフィック航空	エアバス・インダストリー式A330-300型	CPA564	台北	関西国際空港	関西国際空港	飛行中、第２エンジンの制御装置の不具合を示す計器指示があったため、当該エンジンを停止し、航空交通管制上の優先権を要請した。
5	12月12日	日本トランスオーシャン航空	ボーイング式737-400型	JTA619	那覇空港	石垣空港	那覇空港	離陸直後、第1エンジンの排気ガス温度の上昇を示す計器表示があったため引き返した。
6	12月20日	ユナイテッド・パーセル・サービス	ボーイング式767-300型	UPS6883	台北	成田国際空港	嘉手納飛行場	飛行中、第1エンジン側の発電機の不具合を示す計器表示があったため航空交通管制上の優先権を要請の上、目的地を嘉手納飛行場に変更 した。
7	12月20日	日本航空ジャパン	エアバス・インダストリー式A300B4-622R型	JLJ1732	福岡空港	東京国際空港	関西国際空港	飛行中、乗組員室ドア施錠の不具合を示す計器表示があったため、目的地を関西国際空港に変更した。
8	12月25日	日本航空ジャパン	ダグラス式DC-9-87型	JLJ1820	北九州空港	東京国際空港	東京国際空港	東京国際空港に着陸し、駐機場まで移動したが、着陸後の点検の結果、油圧系統から作動油漏れが確認されたため、洗浄のため9時45分 から13時25分までの間当該滑走路（Ａ滑走路）が閉鎖された。	Ａ滑走路閉鎖による他便への影響はなかった。
9	12月27日	ノースウエスト航空	エアバス・インダストリー式A330-200型	NWA8	成田国際空港	シアトル	成田国際空港	飛行中、第2エンジンの抽気系統の不具合を示す計器表示があったため引き返した。
10	12月29日	エアーニッポン	ボーイング式737-500型	ANA117	東京国際空港	石垣空港	関西国際空港	飛行中、主翼の防氷装置の不具合を示す計器表示があったため目的地を関西国際空港に変更した。
11	12月29日	ノースウエスト航空	ボーイング式747-200F型	NWA908	成田国際空港	アンカレッジ	関西国際空港	飛行中、慣性航法装置の不具合を示す計器表示があったため航空交通管制上の優先権を要請の上、関西国際空港に目的地を変更した。	不具合発生時、成田国際空港は天候不良のため、関西国際空港に目的地を変更した。
12	12月30日	日本航空ジャパン	ダグラス式DC-9-81型	JLJ1267	東京国際空港	秋田空港	東京国際空港	離陸上昇中、右側主脚格納扉が確実に閉じられていないことを示す計器表示があったため引き返した。
13	12月31日	琉球エアーコミューター	デ・ハビランド式DHC-8-103型	RAC892	多良間空港	宮古空港		多良間空港滑走路上において方向転換を行った際、前脚ステアリングが効かなくなったため滑走路上にて停止した。当該機が駐機場へ移動 されるまでの間（平成16年12月31日10時58分から平成17年1月1日11時26分）滑走路が閉鎖された。
14	12月31日	ノースウエスト航空	ボーイング式747-200F型	NWA904	関西国際空港	アンカレッジ	関西国際空港	飛行中、外気温度計測用センサーの不具合を示す計器表示があったため引き返した。

(注)

鳥衝突、被雷等によるものは含まない。
外国航空会社のものは、初期報に基づくもの。