イレギュラー運航とは、航空機の多重システムの一部のみの不具合が発生した場合等に、乗員がマニュアルに従い措置した上で、万全を期して引き返し等を行った結果、目的地等の予定が変更されるものです。一般的には、直ちに運航の安全に影響を及ぼすような異常事態ではありません。 次のような場合が、イレギュラー運航にあたります(ただし、航空事故又は重大インシデントに該当したものを除く)。 1.離陸後に目的地を変更した場合(※1) 2.出発地に引き返した場合(※1) 3.航空交通管制上の優先権を必要とする旨を通報した場合(※1) 4.航空機が他の航空機又は物件と接触した場合 5.航空機が滑走路から逸脱した場合 6.滑走路を閉鎖する必要があるような運航があった場合(※2) ※1:機材の不具合等によるものに限る。 ※2:滑走路点検のために閉鎖するものを除く。 |