航空：イレギュラー運航の発生状況(平成18年12月)

イレギュラー運航の発生状況(平成18年12月)

(航空運送事業の用に供される航空機(5.7トンを超える飛行機又は路線を定めて旅客の輸送を行うもの))

No.	発生日	運航者	航空機型式	便名	出発地	目的地	着陸地	概要	備考
1.	12月2日	エアーセントラル	ボンバルディア式DHC-8-402型	ANA1658	新潟空港	大阪国際空港	新潟空港	飛行中、プロペラの回転数を制御する装置に不具合が発生したことを示す表示があったため引き返した。
2.	12月2日	全日本空輸	エアバス・インダストリー式A320-200型	ANA453	東京国際空港	佐賀空港	東京国際空港	上昇中、第１エンジンの油圧の低下を示す計器表示があったため引き返した。
3.	12月5日	エアーニッポンネットワーク	ボンバルディア式DHC-8-314型	ANA4875	札幌飛行場	釧路空港	－	離陸のため滑走路に向け走行中、2油圧系統のうち1系統の油量の低下を示す計器表示があり、前脚ステアリングが不作動となったため、牽引車により駐機場へ戻ったが、その際漏れた作動油が滑走路付近の第2誘導路上に確認されたため、清掃作業の間、滑走路が閉鎖された。	他の定期便への影響なし
4.	12月7日	中国国際航空公司	ボーイング式747-200型	CCA1063	上海（浦東）	関西国際空港	関西国際空港	飛行中、第4エンジンに不具合が発生したため、当該エンジンを停止し航空交通管制上の優先権を要請のうえ着陸した。
5.	12月8日	琉球エアーコミューター	デ・ハビランド式DHC-8-103型	RAC875	那覇空港	久米島空港	那覇空港	離陸直後、方向舵に不具合が発生したことを示す表示があったため引き返した。
6.	12月8日	日本航空インターナショナル	ダグラス式DC-9-81型	JAL3535	福岡空港	仙台空港	福岡空港	離陸直後、脚上げ操作を実施したが、主脚が正常に格納できていないことを示す表示があったため引き返した。
7.	12月9日	日本エアコミューター	サーブ・スカニア式SAAB340B型	JAC2351	大阪国際空港	出雲空港	大阪国際空港	上昇中、第1エンジンの防氷装置に不具合が発生したことを示す表示があったため引き返した。
8.	12月10日	エアーニッポンネットワーク	ボンバルディア式DHC-8-314型	ANA841	東京国際空港	大島空港	東京国際空港	飛行中、副操縦士席側の高度計の表示の不具合及び対地接近警報装置に不具合が発生したことを示す計器表示があったため引き返した。
9.	12月16日	日本航空インターナショナル	ダグラス式MD-90-30型	JAL2715	新千歳空港	女満別空港	新千歳空港	離陸直後、脚上げ操作を実施したが、左主脚が確実に格納されていないことを示す計器表示があったため引き返した。
10.	12月18日	エアーニッポン	ボーイング式737-500型	ANA1736	那覇空港	関西国際空港	那覇空港	飛行中、第1エンジンの抽気系統に不具合を示す計器表示があったため引き返した。
11.	12月22日	日本エアコミューター	ボンバルディア式DHC-8-402型	JAC3741	鹿児島空港	屋久島空港	鹿児島空港	上昇中、第2エンジンに供給する燃料の温度が表示されなくなったため引き返した。
12.	12月26日	日本エアコミューター	サーブ・スカニア式SAAB340B型	JAC3561	福岡空港	徳島飛行場	福岡空港	上昇中、第１エンジンの防氷系統に不具合が発生したことを示す表示があったため引き返した。
13.	12月26日	ユナイテッド航空	ボーイング式747-400型	UAL896	香港	シカゴ	成田国際空港	飛行中、第4エンジンの滑油圧力が低下したことを示す計器表示があったため、目的地を変更した。
14.	12月27日	全日本空輸	ボーイング式767-300型	ANA405	神戸空港	那覇空港	大阪国際空港	上昇中、機長席側の高度計に不具合が発生したため、目的地を変更した。
15.	12月28日	日本航空インターナショナル	ボーイング式747-400型	JAZ944	グアム	関西国際空港	グアム	離陸直後、脚上げ操作を実施したが、脚が正常に格納されていないことを示す計器表示があったため引き返した。
16.	12月28日	エアーニッポンネットワーク	ボンバルディア式DHC-8-402型	ANA1667	大阪国際空港	大館能代空港	大阪国際空港	上昇中、右主翼の防氷装置に不具合が発生したことを示す計器表示があったため引き返した。
17.	12月30日	日本エアコミューター	サーブ・スカニア式SAAB340B型	JAC3691	鹿児島空港	岡山空港	鹿児島空港	離陸直後、第1エンジンに不具合が発生したため引き返した。
18.	12月30日	エアーニッポンネットワーク	ボンバルディア式DHC-8-314型	AKX1942	稚内空港	札幌飛行場	新千歳空港	飛行中、第1エンジンの推力が一時的に低下し、直後に正常に戻ったがその後第2エンジンにも同様の状況が発生したため、目的地を変更した。
19.	12月31日	エアーニッポン	ボーイング式737-500型	ANA575	東京国際空港	石見空港	東京国際空港	上昇中、第1エンジンの抽気系統の不具合を示す計器表示があったため引き返した。
20.	12月31日	コンチネンタル・ミクロネシア航空	ボーイング式737-800型	CMI937	グアム	新千歳空港	新千歳空港	進入中、高揚力装置（後縁フラップ）に不具合が発生したため、航空交通管制上の優先権を要請した。
21.	12月31日	琉球エアーコミューター	デ・ハビランド式DHC-8-103型	RAC817	那覇空港	与論空港	那覇空港	飛行中、第1エンジンの不具合を示す計器表示があったため引き返した。
22.	12月31日	琉球エアーコミューター	ブリテンノーマン式BN-2B-26型	RAC773	石垣空港	波照間空港	石垣空港	飛行中、第1エンジンの回転計の指示に不具合が発生したため引き返した。

(注)

鳥衝突、被雷等によるものは含まない。
外国航空会社のものは、初期報に基づくもの。

イレギュラー運航の発生状況(平成18年12月)

統計・データ

各種情報