平成21年度第2回空港制限区域内事故防止対策検討会の結果概要について、下記のとおりお知らせします。
記
1.日時
平成22年1月26日(火) 14時00分から16時00分まで
2.場所
中央合同庁舎第2号館共用会議室6
3.検討会メンバー
別紙1のとおり
4.議事概要
- 平成21年4月から平成21年9月までに発生した空港制限区域内事故(以下、単に「事故」という。)の発生状況について事務局から報告されました。事故件数は110件であり前年同期(141件)と比較して約2割減少しました。また、重大事案は11件(前年同期20件)でした。 なお、検討会に報告された事故発生状況資料の抜粋は別紙2のとおりです。
- 検討会が平成20年度に作成し、平成21年度に印刷配布した「安全啓発資料」の活用状況についてアンケート調査の結果が事務局から報告されました。アンケートは空港制限区域内の業務に従事する地上作業員約2500名を対象に行い、約2000名から回答を得ました。約7割から「大いに役に立つ」又は「かなり役に立つ」との回答があり、また、安全啓発資料を更に役立つものとするためには今後の事故事例の反映が必要等との意見が寄せられました。
- 事故発生件数の少ない鹿児島空港における安全に関する取り組み状況調査結果が事務局から報告されました。鹿児島空港では事故を契機としたグランドハンドリング事業者による安全対策の充実と空港事務所の安全管理が協調的に実施されていること、また、空港に勤務する地上作業員の安全意識の高さが事故を防ぐ要因として抽出されました。検討会は、他空港への展開の可能性について検討しました。
- 平成20年の事故に鑑み旅客搭乗橋(PBB)の更なる安全対策のため、PBBのタイヤに巻込み防止装置(タイヤガード)を設置することについて事務局から外国での導入状況が報告され、東京国際空港ターミナル株式会社から設置計画が紹介されました。これらを踏まえて、検討会は「旅客搭乗橋(PBB)の安全性向上についての提言」(別紙3)を取りまとめました。
【添付資料】