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第21回鳥衝突防止対策検討会の議事概要について

(日  時)令和5年3月7日(火)10時00分 ~ 12時00分
(開催形式)ハイブリッド形式(航空局B会議室及びWEB)
(出 席 者 )委員名簿参照

【議題1】鳥衝突発生状況の調査及び分析
・事務局から、バードストライクデータ(速報値2022年1月~12月)並びに鳥衝突件数及び鳥衝突率(2017-2021年)について報告を行った。

【議題2】空港における鳥衝突防止対策の取組状況とその分析
・事務局から、各空港における要因分析及び強化策(新千歳空港、函館空港、静岡空港、神戸空港、福岡空港、熊本空港、那覇空港)の取組について報告を行った。
・航空局交通管制部運用課から、国管理空港(東京国際空港)の取組について報告を行った。

【議題3】鳥衝突防止対策の強化に係る現地対策研究会の実施報告
・関西エアポート株式会社から、大阪国際空港における現地対策研究会の実施報告を行った。
・新石垣空港管理事務所から、新石垣空港における現地対策研究会フォローアップの実施報告を行った。

【議題4】鳥種特定調査結果の分析
・事務局から、鳥種特定調査結果(2022年速報値)について報告を行った。

【議題5】その他
・事務局から、以下の事項について提案し了承された。
(資料提案)
 鳥衝突防止計画ガイダンス改訂(問題鳥種の追加)
(口頭提案)
 有識者委員の増員(1名)
 検討会ワーキンググループメンバーの追加(空港管理者及び運航者等)
 会議名を鳥衝突防止対策検討委員会に変更

(総評)
委員長から、
「環境管理一つにしても一筋縄では行かないということ。草刈りをすることで昆虫が見やすくなり鳥が集まり、草刈りをしないことでそれを好む鳥が集まることで鳥衝突が増えることに繋がる。
 東京国際空港におけるドバト対策について説明があったが、ドバトは追い払ってもまた戻って来てしまうという問題がある。
 新石垣空港においては、現地の大変な努力でギンネムの除去に成功したということであるが、本種は非常に成長が早く火入れにも強い。空港関係者にとっては厄介な植物であり、継続して観察、対応していくことが必要と考える。
 また、不明鳥種の割合はDNA同定などの様々な努力にもかかわらず、なかなか減らない状況と見受けられ、引き続き今後の課題になると考える。
 空港関係者、行政、研究者など様々なところで意見交換し努力しており、全体として良い方向に向かっていると考えるが気を抜けない状況であり、今後も情報交換など対応していきたい。」
との意見があった。

【資料1】 委員名簿
【資料2】 鳥衝突発生状況の調査及び分析
【資料3】 各空港における要因分析及び強化策(新千歳空港、函館空港、静岡空港、神戸空港、福岡空港、熊本空港、那覇空港)の取組
      国管理空港(東京国際空港)の取組
【資料4】 現地対策研究会(大阪国際空港)
      現地対策研究会フォローアップ(新石垣空港)
【資料5】 鳥種特定調査結果の分析
【資料6】 鳥衝突防止計画ガイダンス改訂(問題鳥種の追加)

お問い合わせ先

国土交通省航空局安全部安全政策課空港安全室横野・林田
電話 :03-5253-8111(内線49556・49553)

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