重みづけとは、各評価項目の重要度を定量評価(点数化)することであり、本作業においては、社会心理学等の学術的にも確立された手法である「一対比較法」や評価項目に直接点数を与えていく「直接評価法」の両者を用いて得られた重みの値のうち、評価者の実感と一致する方の値を基本的に採用することとした。
なお、今回は3回の重みづけ作業を実施しており、多様な解釈は最終的な重みである第3回重みづけ作業の結果を用いる。
さらに、評価項目に関する重要度調査を実施したことから、その数値を重みとみなして計算する。
審議会委員が全ての評価項目に重要度に応じて点数を付けた後、それぞれの点数を合計値で割り戻し、100を掛ける。
【作業例】
審議会各委員に対して、評価項目の中から2項目ずつ取り出して「どちらの項目をどのくらい重要視するか」と質問する一対比較アンケートを全ての組み合わせについて行い、その結果から各評価項目の重みを算出する。
【一対比較アンケートの例】
首都機能移転先候補地の条件を評価する項目として、「○○の安全性」と「△△の容易性」のどちらがどの程度、より重要であると考えるのか、その対応するところに○(丸印)をつけて下さい。
各評価項目の重要度に応じて、下記を参考に、1〜5点を付ける。