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II. 新都市の持つべき機能とそれらが与える影響

(6)情報発信機能

ここでは、情報発信機能について、新聞社、放送局、出版社に着目し、その立地状況を整理することとした。
このうち、イギリスは、新聞社、放送局、出版社のすべてにわたって、首都機能都市への集積が最も高くなっている。
一方で、オーストラリア、オランダ、カナダにおいては、首都機能都市における集積はその他の国と比較して、低いものとなっている。

表 新聞社、放送局、出版社の立地状況
都市名 新聞社数 公共放送局数 その他地上波放送局 出版社数
アメリカ(ワシントンD.C.) 2 4
アメリカ(その他) 4 1 4 26
イギリス(ロンドン) 16 1 2 18
イギリス(その他) 2 6
オーストラリア(キャンベラ) 1 0
オーストラリア(その他) 5 2 3 8
オランダ(ハーグ) 1 0 0 0
オランダ(その他) 15 1 1 9
カナダ(オタワ) 1 1 0 0
カナダ(その他) 17 1 2 10
スイス(ベルン) 2 1 0
スイス(その他) 4 3 18
ドイツ(ベルリン) 1 1 3
ドイツ(その他) 9 11 6 14
フランス(パリ) 7 2 2 10
フランス(その他) 6 1 1 5
ブラジル(ブラジリア) 2 1 0
ブラジル(その他) 4 1 4 9
ベルギー(ブリュッセル) 3 2 2 7
ベルギー(その他) 2 1 9
日本(東京) 5 1 5
日本(その他) 0 0

出典: 新聞社については、国際地域研究センター「世界のメディア」1987に基づき作成
放送局については、「世界の放送」(1994、1996、1998)日本放送協会編に基づき作成
出版社については、「World Media Handbook1995」United Nationsに基づき作成
1) 新聞社は、「世界のメディア」に記載された各国の主要な新聞社を対象としている。日本は、朝日、読売、毎日、日経、産経の5紙とした。
2) 放送局は、「世界の放送」で所在地が確認できる地上波テレビ(公共放送、その他)を対象としている。日本は、日本テレビ、TBS、フジテレビ、テレビ朝日、テレビ東京とした。
3) 「World Media Handbook1995」はUN50周年記念の出版物であり、各国の主要な雑誌最大30誌を取り上げており、その出版元を整理した(合計で30社にならない国もある)。日本のデータについては新聞社が出版する雑誌が多く取り上げられており、これは他の国と異なる傾向であることから「−」表示とした。

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