となり町への買物など、近距離の移動に活躍する技術を紹介します。
近年、市街地への自動車流入による環境悪化への対策、地上から直接乗降できる利便性や低い建設コスト(地下鉄の1/20程度)などから路面電車が注目されつつあります。
LRTとは、路面電車を部分的に高架化・専用軌道化すること、あるいは乗降口に段差が無く乗降がしやすい低床式車両や利用しやすい運賃の導入により、より高速性、定時性、快適性の確保されたシステムとしたものです。
LRT(写真:ドイツ連邦共和国・カッセル)
通常のバスの運行範囲より更に狭い範囲内での運行を目的としたもので、小型のバスを使用して大型バスの運行不能なエリアをカバーしたり、停留所を近距離に設定するなどして、交通計画上のムラをカバーします。
現在でも武蔵野市吉祥寺で運行されているムーバスや、東急トランセのミニバスなどがあります。また、低床型や電動化など人や環境に優しい技術との融合が進められています。
ミニバス(オーストリア共和国・ウィーン)
近隣での移動で自動車に代わる手軽な乗り物として、またミニバイク等に比べ安全な乗り物として都市型コミューターの開発が進められています。
コンパクトに設計されているため、市街地における自動車の混雑を緩和するとともに、電動モーターを動力とすることで、環境の負荷やランニングコストを低減します。
また、駅で都市型コミューターを貸し出して共同利用するなど、新しい域内交通への応用も検討されています。
都市型コミューター
新しい交通システム
問い合わせ先
国土交通省 国土計画局 首都機能移転企画課
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