4月15日(木曜日)、国会等の移転に関する政党間両院協議会(第6回)が開催され、本協議会の議題である「国会の意思を問う方法」について、自由な意見の交換が行われました。
次回以降、論点を整理して、更に議論を進めることが確認されました。
韓国では、新行政首都建設に向けた作業が進んでいます。昨年12月29日には新行政首都の建設を円滑かつ計画通りに推進するための根拠法となる「新行政首都建設のための特別措置法」が国会本会議において可決されました(「新時代」vol.44参照)。このため、国土交通省ではこれらの状況を調査するため、国会等の移転を担当する松浦大臣官房審議官らが3月9日から11日まで韓国を訪問し、政府の新行政首都建設推進支援団(以下「支援団」という。)との意見交換を行うとともに、忠清圏の視察を行いました。
韓国新行政首都建設推進支援団
「新行政首都建設のための特別措置法」が可決に至った経緯、本年末の新行政首都建設予定地決定までの作業スケジュールなどについて、支援団にヒアリングを行いました。
支援団からは、法律案可決に至る関係者の努力、本年末の移転候補地決定に至る作業内容、候補地の条件などが説明されました。
移転候補地は、本年末に忠清圏(忠清北道、忠清南道、大田広域市一円;ソウルから南に100kmから150km)の中から指定されることが決まっていることから、忠清圏の視察を行いました。
新行政首都建設推進体制
忠清圏(忠清北道、忠清南道、大田広域市)の位置
国土交通省の国会等の移転ホームページでは、これまで学界、経済界等各界の有識者を講師にお招きして講演会を開催しています。3月以降、新たに下記の講演を追加しましたので、是非ご覧下さい。
(ホームページアドレス:http://www.mlit.go.jp/kokudokeikaku/iten/onlinelecture/index.html)
高城 修三氏(作家)
昭和22年香川県生まれ。昭和53年『榧の木祭り』により芥川賞受賞。その後、作家活動に入る。
テーマ:「歴史に見る都の移転と分散」
項目
戸所 隆氏(高崎経済大学教授)
昭和23年群馬県生まれ。立命館大学教授を経て、平成8年から高崎経済大学教授。現在、高崎経済大学附属地域政策研究センター所長。
テーマ:「情報化時代の国土構造を創造する首都機能移転都市像」
項目
石井 幹子氏(照明デザイナー)
東京都生まれ。フィンランド、ドイツの照明設計事務所に勤務後、昭和43年石井幹子デザイン事務所を設立。平成12年に照明デザインへの貢献により紫綬褒章を受章。
テーマ:「新しい都市像に求められる演出」
項目
川村 亨夫氏(早稲田大学大学院教授)
昭和26年福岡県生まれ。昭和58年国連本部に入り、国連事務総長室法務官、国連本部財産査察審議会議長の兼務を経て、平成9年から現職。
テーマ:「首都機能移転を具体的に進めるためにすべきこと」
項目
国会等の移転ホームページ内の「意見交換スペース」では、皆様から寄せられた国会等の移転に関するご意見を公開しています。どなたでも自由に発言できますので、是非ご利用下さい。