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国会等の移転ホームページ

Webニューズレター新時代Vol.72 〜一緒に考えましょう、国会等の移転〜

世界の国会議事堂

アルゼンチン共和国(ブエノスアイレス)

アルゼンチン共和国の国会議事堂

(c)istockphoto
アルゼンチン共和国の国会議事堂

16世紀以降、植民地としてスペインの支配を受けていたアルゼンチン地域。18世紀後半にはアメリカ独立運動やフランス革命の影響を受けて、他のラテンアメリカ諸国とともに独立の気運が高まってきます。1816年に各地方代表による国民議会がトゥクマン地方で開かれて独立を宣言、53年に憲法を制定して共和国となりました。以後は欧米化の道を歩み、民主化が進展し始めた1906年に国会議事堂を建設。国会議事堂は中央に高さ85m、直径20mのドームを有する横幅約100m、面積9000㎡の建物です。大理石をふんだんに使用したグレコローマンスタイルの堂々たる威容は、民主主義の恒久価値を表現しています。建物の南側に下院、北側に上院があり、内装は大理石の彫刻や赤い絨毯、絹のカーテンで飾られ絢爛豪華です。

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アイスランド共和国(レイキャビク)

アイスランド共和国の国会議事堂

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アイスランド共和国の国会議事堂

9世紀、ヴァイキングたちが移住してきたのがアイスランドの国の興り。ノルウェーの圧政を逃れてやって来た彼らは、すべての人が平等に生きるために自分たちの新しいルールを決めようと、930年に世界最古の民主議会であるアルシングを設立しました。しかし13世紀半ば以降は、ノルウェー、続いてデンマーク支配の長い時代を過ごします。1874年にようやく自治権を得て、1944年に完全独立を果たしました。1881年に建設された国会議事堂は今もアルシングと呼ばれており、格調ある黒ずんだ玄武岩の建物ですが、その大きさは民家と大して変わらないほど。たとえ国会議事堂の建物は小さくても民主主義を貫く志は大きい、そんなところがアルシングの伝統を誇るアイスランドらしさと言えるのかもしれません。

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国土交通省 国土政策局 総合計画課