国土政策

所有者が分からない土地を増大させないための取組

持続可能な国土管理の実現に向けて

 国土交通省国土政策局では、次世代により良い状態で国土を引き継ぐこと(持続可能な国土管理)の実現に向けた取組を推進しています。
 現在、全国で、所有者が分からない農地や森林が増えています。
所有者が分からないために、農業や林業を集約化して効率を高めることが出来ない、企業やNPO等が国土の管理に新たに参入する上で支障となる、防災、災害復旧を行う際に支障が生じる、身元の知れない所有者による土地の放置等に対する地域の不安の増大など、様々な問題が発生し、持続可能な国土管理を推進するうえで大きな阻害要因となっています。

不在村所有者の16.4%が相続時に登記や届け出等の手続きを行っていません

 平成23年度に行ったインターネットアンケート調査(大都市に居住する30歳以上の不在村所有者を対象)では、不在村所有者の16.4%が相続時に登記や届け出等の手続きを何も行っておらず、農地・森林の所在地からみると、所在が分からない土地所有者であること、相続時の相談相手は親族、司法書士、所有地のある市町村窓口が上位である、といった実態が把握されました。

パンフレットと解説書を作成しました

 「持続可能な国土管理」を行う上で、所有者が分からない土地をこれ以上増やさないことは重要な課題です。 土地の所有者が分からなくなるのは主に相続の発生時と考えられます。所有者が分からない土地を増やさないために、相続の機会を捉まえ、 農地・森林を相続した方や相続した可能性のある方々に届け出や登記を促すパンフレットを作成しました。また、相続時の諸手続に関わっている方々に所有者の分からない農地や森林の実態や、そのような土地が増えることで起きている問題をお伝えするための解説書を作成しましたので、ご活用いただければと思います。

~パンフレット~



パンフレット「農地・森林を相続したら~土地届け」(カラー印刷版)
パンフレット「農地・森林を相続したら~土地届け」(モノクロ印刷版)


【市町村、農業委員会、森林組合のご担当者様へ】
 以下のパンフレットは、届出の具体的な連絡先(組織名、窓口、電話番号等)を記入してご活用いただけます。

パンフレット「農地・森林を相続したら~土地届け」(カラー印刷・連絡先記入版)
パンフレット「農地・森林を相続したら~土地届け」(モノクロ印刷・連絡先記入版)
連絡先記入見本

~解説書~



解説書「農地・森林を相続したら~土地届け」


~関連リンク~(届出の様式等については、こちらをご覧ください)
○「未来につなぐ相続登記」(法務省のページへリンクします)
 http://www.moj.go.jp/MINJI/minji05_00207.html
○「農地の相続等の届出のお願い」(農林水産省のページへリンクします)
 http://www.maff.go.jp/j/keiei/koukai/pdf/souzoku_todoke.pdf
○「森林の土地の所有者届出制度について」(林野庁のページへリンクします)
 http://www.rinya.maff.go.jp/j/keikaku/todokede/index.html

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お問い合わせ先

国土交通省国土政策局総合計画課国土管理企画室
電話 :03-5253-8111(内線29364)
直通 :03-5253-8359(平成28年1月12日更新)

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