国際

日ASEAN交通連携

1.概要
2002年1月に提唱された「日ASEAN包括的経済連携構想」を受けて、諸経済活動を支える交通分野におけるASEANとの連携を強化するため、国土交通省は2003年に「日ASEAN交通連携」を創設しました。同連携においては、「強靱なサプライチェーン」、「人と人との連結性強化」、「脱炭素化・持続可能な交通」、「包摂的でアクセシブルな交通」及び「安全・安心な交通」を5つの政策の柱とし、陸・海・空の交通モード全般について、様々な取組みを実施しています。
 
2.実施枠組み
ASEAN諸国及び日本の交通分野の政策担当者で構成する会合を毎年開催し、交通を取り巻く情勢に関する認識の共有、制度等のノウハウの交換、諸課題の検討を行うことで、日本とASEANとの間で交通分野に関する協力・協調・協働の枠組みの構築及び政策協調を図っています。
 
[1]日ASEAN交通大臣会合(ATM+Japan)
ASEAN交通大臣会合(ATM)に併せて原則毎年秋に開催されます。日ASEAN間の交通分野協力に係る重要事項を協議し決定します。日本とASEAN議長国の共同議長となっています。
[2]日ASEAN交通次官級会合(STOM+Japan)
毎年秋、ATM+Japanの直前に開催されます。日本とASEAN議長国の共同議長となっています。
[3]日ASEAN次官級交通政策会合(AJ STOM LC)
毎年春に、日本で開催しています。日ASEAN交通大臣会合に向けて、折々の政策課題や新規プロジェクトの提案等について検討します。日本とASEAN議長国の共同議長となっています。
[4]ワーキンググループ(WG)
海上交通WG、陸上交通WG、航空WG及び交通円滑化WGがあり、それぞれ年1~2回開催されます。日ASEAN交通連携の各プロジェクトについて検討し、検討結果を次官級会合に報告します。各WGはASEAN各国の話し合いの場として設けられており、日本を含む第三国は対話国として出席します。
 
日ASEAN交通連携の各会合の結果や各プロジェクトの情報については、AJTP Information Center」(※英語)をご覧下さい。

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