港湾・海岸行政の紹介

港湾 海岸整備七箇年計画

自然との共生を図り、豊かでうるおいのある海岸の創造
生物環境に配慮した自然に優しい海岸の形成
 海岸域に生息し、また産卵や採餌等を行う生物が、海岸構造物の設置によって生息環境を脅かされることなく、 生態系の保全が図られるように、海岸の環境の多様性を回復していく必要があります。このため、海藻等の生育が期待される人工リーフなどの沖合施設の設置や、砂浜、干潟等の保全、創出を積極的に推進いたします。


緑豊かな海岸の形成

 海岸の緑は、海の青さ、砂浜の白さと相まっていわゆる「白砂青松」といわれる美しい景観を形成するとともに、 背後の人家や農地等を飛砂・飛沫による被害から守り、さらには海に生息する生物に栄養分を供給するなど様々な機能を有しています。 また、海と陸の生態系の接点でもある海岸は、様々な野生生物が生息するとともに、生物が移動し交流の場ともなっているため、これらの機能を高める意味からも、陸域から海岸域までの一体的な「緑のネットワーク」を形成する必要があります。このため、防潮林の整備や植栽等を積極的に行い、緑豊かな海岸を創造していきます。


京都府・宮津港海岸(天橋立)


海水・海域の浄化
 水質の悪化や海底の汚泥堆積は、生物の生育環境に悪影響を及ぼします。このため、覆砂・浚渫等による富栄養物質の溶出防止や礫間浄化など積極的な浄化策を推進するとともに、微生物の生息や曝気効果 を果たす砂浜の確保を積極的に推進する。また、海岸でのごみ対策についても、利用者への教育・啓発活動や市民によるごみの回収システム作りを支援していきます。

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